従来より使用しているものは、最新のJIS規格に適合していない可能性がありますの
で、新しいものに交換する必要があります。
写真の上(銀色)は旧来のもの、下(緑色)は新しいものですが、先端の管の厚みが
明らかに異なっています。
このことは、呼吸器の代理店であるフィリップス・レスピロニクス社も最近まで把握
しておらず、同社がレンタルしている呼吸器にも不適合の可能性のあるものが使われて
いるので注意を要します。
どうしてこのようなことになったのか、詳細を調査中で、私たちも回答を待っている
ところです。
この事実は、従来のものは病室の壁にある酸素アウトレットには接続できるが、
新たに二又(Y字)コネクタを間にはさんで取り付けようとしたところ差し込むこと
ができない
という報告が当院病棟から医療安全管理室にあり、新旧の形状を比較したところ、
先端の管の厚みがわずかに異なること気づいたことでわかりました。
明らかに差し込めない場合と、中途半端に差し込めるが自然にはじき出される場合が
あり、危険であるといわざるを得ません。
同シリーズの呼吸器を使用している施設は速やかに確認されることをお勧めします。
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